2026年5月1日
死者数は過去最少を更新。しかし、新たな課題も?

【2026年最新】令和7年の交通事故状況:死者数は過去最少を更新。しかし、新たな課題も?
こんにちは。本日は、先日警察庁より公表された「令和7年における交通事故の発生状況」について、重要ポイントをピックアップしてお伝えします。
ドライバーの皆さまにとって、明日は我が身。統計から見える「今、私たちが気をつけるべきこと」を一緒に考えていきましょう。
1. 令和7年の交通事故統計:死者数は過去最少の2,547人へ
令和7年の交通事故死者数は、昨年から116人減少し、2,547人となりました。これは過去最少の数字です。交通事故のない社会に向けて、着実に前進していると言えるでしょう。
手放しでは喜べない「2つの課題」
しかし、統計を詳しく見ると深刻な実態が見えてきました。
高齢者の割合が依然として高い
亡くなった方のうち、65歳以上の高齢者は1,423人。全体の55.9%と、半数以上を占めています。
重傷者数は逆に増加している
死者数が減る一方で、重傷者数は27,563人と昨年から278人増加しました。命は助かったとしても、その後の人生に長期的な影響を及ぼす重大な事故は、決して減っていないのが現状です。
政府が目標としていた数値には届かず、依然として高い安全意識が求められています。
2. ドライバーが今すぐ実践すべき「2つの重点対策」
悲惨な事故を防ぐために、私たちはどのような運転を心がければよいのでしょうか。特にリスクの高い2つのシーンに焦点を当てます。
① 「歩行者との事故」を防ぐ:高齢者の横断に注意
歩行中に亡くなった方の約7割が高齢者です。その多くが、横断歩道ではない場所を渡るなどの「ルール違反」が原因となっています。
私たちの対策:
住宅街や歩行者が多い場所では、時速30km以下でゆっくり走行。
「渡るはずがない」ではなく「渡るかもしれない」という予測に基づき、いつでもブレーキを踏める準備(構えブレーキ)を徹底しましょう。
② 「ながらスマホ」の根絶:死亡事故率は3.4倍!
罰則が厳しくなった今でも、携帯電話使用中の事故は増加傾向にあります。
恐ろしい事実:
時速60kmで走行中、わずか2秒よそ見をするだけで、車は約33mも進んでしまいます。スマホを操作している時の死亡事故率は、使用していない時の約3.4倍というデータも出ています。
私たちの対策:
運転中は電源を切るか、ドライブモードへ設定。
どうしても操作が必要な時は、必ず安全な場所に停車してから行いましょう。
3. 次なる目標「令和12年までに死者1,900人以下」へ
現在、政府は「第12次交通安全基本計画」において、さらに高い目標(死者1,900人以下、重傷者20,000人以下)を掲げています。
統計の数字を減らすことは、単なるデータの改善ではありません。そこには、守られるべき「尊い命」と、そのご家族の「日常」があります。
私たち一人ひとりが「事故は必ず防げる」という高い意識を持ち、今日からハンドルを握りましょう。
交通事故のない社会を目指して
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