2026年6月10日
【2026年最新】新しい防災気象情報と安全確保のポイント

こんにちは。皆さんは、2026年(令和8年)5月29日から防災気象情報が新しくなったことをご存知でしょうか?
これからの梅雨や台風の季節を迎えるにあたり、線状降水帯やゲリラ豪雨、暴風といった悪天候時の「運転の目安」と「新しい気象情報の見方」について、分かりやすくまとめました。
ドライバーの皆さまはもちろん、企業の運行管理者の皆さまもぜひ参考にしてください。
1. 防災気象情報がリニューアル!「レベル」付きでより分かりやすく
令和8年5月29日より、防災気象情報が5段階の警戒レベルに対応した名称にリニューアルされ、避難行動の判断がしやすくなりました。
主な変更点
警戒レベルの明記: 例えば、これまでの「大雨警報」は「レベル3大雨警報」のようにレベルが付きます。レベル3以上の情報が出た場合は、避難が必要なサインです。
「危険警報」の導入: 従来のレベル4相当の情報(例:「洪水警報」など)は、「レベル4危険警報」として発表されます。
線状降水帯などの速報化: 短時間の大雨をもたらす危険な気象情報は「気象防災速報」として一新されます。
(旧)顕著な大雨に関する気象情報 ➡ (新)気象防災速報(線状降水帯発生)
(旧)記録的短時間大雨情報 ➡ (新)気象防災速報(記録的短時間大雨)
レベル3や4の情報が発表されたら、周囲の危険度を確認し、指定避難所だけでなく近くの頑丈な建物へ避難するなど、状況に応じた最善の行動をとりましょう。
2. 気象状況と運転判断の目安
荒天時に「車を運転しても大丈夫か?」を判断するための具体的な目安です。関係省庁(気象庁・国土交通省)のデータを基にしています。
降雨時の目安(1時間雨量)
雨の強さによって、視界やブレーキの効きに深刻な影響が出ます。
10~20mm 【やや強い雨:ザーザーと降る】
車両への影響は少ないですが、視界の変化に注意して運転してください。
20~30mm 【強い雨:どしゃ降り】
ワイパーを速くしても前方が見づらくなります。【安全確保の処置(減速など)】
30~50mm 【激しい雨:バケツをひっくり返したよう】
高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じてブレーキが効かなくなる「ハイドロプレーニング現象」が発生しやすくなります。【運転を中止することも検討】
50~80mm 【非常に激しい雨:滝のように降る】
水膜で前方が見えなくなります。【運転は適切ではない】
80mm以上 【猛烈な雨:息苦しさや恐怖を感じる】
非常に危険な状態です。【車の運転は危険(中止)】
暴風時の目安(平均風速)
風の強さによっては、車があおられたり、横転するリスクが高まります。
10~15m/s 【やや強い風】
道路の吹き流しが水平になります。高速運転中では横風に流される感覚を受けます。
15~20m/s 【強い風】
高速運転中、横風に流される感覚がさらに大きくなります。【安全確保の処置(減速など)】
20~30m/s 【非常に強い風】
通常の速度で運転することが困難になります。【運転を中止することも検討】
30m/s以上 【猛烈な風】
走行中のトラックが横転するほどの風です。【運転は適切ではない(中止)】
3. 異常気象時の安全確保:無理な運転をさせない仕組みづくり
大雨のときには「視界不良」「スリップ」、強風のときには「飛来物との衝突」「ハンドルを取られる」といった予期せぬ危険が潜んでいます。
個人でできる対策
荒天時は不要不急の運転を避けるのが鉄則です。
やむを得ず運転する場合は、しっかりと速度を落とし、車間距離を通常以上に十分にとりましょう。
組織・企業で取り組むべき対策
従業員に無理な運転をさせないために、組織としての仕組みづくりが大切です。
事前の状況把握: 運行ルート、リアルタイムの天候、勤務時間などを常に管理者が把握する。
運行中止の英断: 「大切な命」や「預かっている荷物」を守るため、状況に応じて運行中止(見合わせ)を視野に入れた柔軟な検討を行う。
まとめ
2026年6月、梅雨前線の活発化によって線状降水帯が発生しやすい時期を迎えています。 新しくなった防災気象情報を正しく理解し、目安となる雨量・風速に達する可能性がある場合は、「運転しない・させない」という選択を勇気を持って行いましょう。
安全第一の運転で、この梅雨・台風シーズンを乗り切っていきましょう!
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【参考・引用元】
気象庁「新たな防災気象情報について(令和8年~)」
気象庁「雨の強さと降り方」
国土交通省「台風などの異常気象時下における輸送の目安の設定」
